飲食店を開業するにはどのくらい資金が必要？

開業したい業態や店舗の規模、地域や競合状況等によっても異なりますが、
飲食店を開業するために必要な資金は平均700～1,200万円程度となります。
主な内訳としては下記の通りです。

どこでお金を借りるのがベスト？

ある程度の自己資金を準備した上で、
足りないお金は家族や友人・知人から借りようとお考えの方も多いかと思います。
しかし、もっとも一般的なのは、金融機関から融資を受けるという方法です。

飲食店の開業時に、金融機関から融資を受ける場合、

• 日本政策金融公庫から融資を受ける方法
• 信用保証協会を活用して融資を受ける方法(近隣の信用金庫や信用組合などを活用)

があります。

今回は日本政策金融公庫を活用した融資から説明していきます。

日本政策金融公庫とは?

日本政策金融公庫は、国による公的な金融機関であり、
国内の経済活性化や中小企業の支援を主な目的として設立されました。

特に新規に事業を立ち上げる際や、事業の拡大を目指す中小企業に対して、
低金利での融資や各種の支援を行っています。

日本政策金融公庫で融資を受けるにあたっては多数のメリットがあります。
以下に、メリットを説明していきます。

日本政策金融公庫から融資を受けるメリット

1. 積極的な融資
飲食店を新規開業したい人に対しても、積極的に融資を行っています。
これは、民間の金融機関とは大きく異なる点です。

2. 低金利
融資の金利が低く、また固定金利なので返済計画も立てやすくなります。

3. 無担保・無保証人融資
一部の融資制度では、担保や保証人を確保しなくても融資を受けることが可能です。

低金利や、無担保・無保証で融資を受けられるという点は、
これから飲食店を開業される方にとって大きな助けとなってくれることでしょう。

では、実際に、日本政策金融公庫で融資の申し込みは、どのような手順で進めればよいのでしょうか？
具体的には以下のような流れとなります。

日本政策金融公庫の融資手続きの流れ

1. 事業計画書の作成
開業に必要な資金、事業の展望、収益予測などを詳細に記載します。
開業場所、ターゲット顧客、メニュー内容など、具体的なビジネスプランを明示します。

2. 融資の相談
日本政策金融公庫の窓口やオンラインで融資に関する初回相談を行います。
この時、必要な書類や融資の詳細についても確認します。

3. 融資申し込み
事業計画書等の必要書類が準備できたら、日本政策金融公庫に提出して融資の申し込みを行います。

4. 融資内容についての面談・審査
日本政策金融公庫にて、提出された書類や事業計画書をもとに融資の審査が行われます。
事業の実現可能性や返済能力などが評価されます。

5. 融資の実行
審査が通った場合、融資が実行されます。
融資金額や返済計画に基づいて、資金が提供されます。

6. 返済
融資を受けた後、契約に基づいて返済を行います。
返済計画をしっかりと守り、信用を保ちましょう。

7. アフターフォロー
融資後も、ビジネスの進捗に応じて追加融資や変更が可能です。
日本政策金融公庫では、事業の運営に関するアドバイスもしています

事業計画書の重要性と、さいたま新都心税理士法人に
日本政策金融公庫の融資を依頼するメリット

融資を受けるためには、しっかりとした事業計画書を作成することが必要です。
この事業計画書は、融資の審査において非常に重要な書類となります。

初めての融資申請の際は、専門家である税理士のアドバイスを受けることを強くおすすめします。
さいたま新都心税理士法人は、事業計画の策定や融資の申請に関する手続きに精通しているため、
新規で飲食店を開業される方に対しても適切なアドバイスを行うことができます。
ご自身でイチから申請を行うよりも融資の成功率が大きく向上する可能性があります。

さいたま新都心税理士法人では、事業計画書の作成サポートや、融資面談の同席を行っています。
埼玉で初めての飲食店開業を成功させたいとお考えの方は、
ぜひ、さいたま新都心税理士法人までお気軽にご相談ください。

＜参考＞
日本政策金融公庫
https://www.jfc.go.jp/